用語集

用語集

Glossary

ワイヤードロー

ワイヤードローは、金属製の線材を所定の直径や形状に調整するために行われる加工方法の一つである。ばねの製造においては、原材料となるワイヤーの寸法精度や表面品質を高めるために重要な工程とされる。

一般的に、金属ワイヤーをダイスと呼ばれる硬質な金型の小さな穴に通し、引っ張りながら断面を縮小させることで目的の径に整える。この過程を複数回繰り返すことで、必要な強度や硬さを持つワイヤーが得られる。使用される素材には炭素鋼、ステンレス鋼、銅合金、チタン合金などがあり、それぞれの特性に応じた加工条件が設定される。ワイヤードローによる加工の特徴として、材料の内部組織が均一化され、機械的性質が向上する点が挙げられる。特にばね用途では、耐久性や弾性を確保するために高精度な寸法管理が求められるため、ダイスの摩耗や潤滑剤の選定などが重要となる。

また、加工後のワイヤーには応力が蓄積されるため、必要に応じて熱処理が施されることがある。これにより、ばねとしての性能が安定し、使用環境に適した特性を持たせることができる。ワイヤードローは、単に線材を細くするだけでなく、強度や耐摩耗性の向上にも寄与するため、ばね製造において不可欠な工程の一つである。

お問い合わせフォーム

パンフレット請求やご質問は下記フォームをご利用ください。また、お電話(077-564-0220)でのお問い合わせも可能です。

*は必須項目です。

会社名*
担当者名*
郵便番号
住所
  1. 都道府県
  2. 市区町村
  3. 丁目番地
  4. 建物等(マンション名など)
電話番号*
E-mail*
質問・お問合せ内容等*

ご入力いただいた個人情報は各種のお問合わせ等のみに利用いたします。第三者に開示・提供することは一切ありません。