用語集

Glossary

ワイヤーカット

ワイヤーカットとは、金属やその他の材料を精密に切断するための技術であり、特にばねの製造においては細かな形状の加工を行う際に使用されます。この方法は「ワイヤー放電加工」とも呼ばれ、電気的に導通するワイヤーを使用して材料を切断する仕組みです。ワイヤーカットは、非常に高精度な加工が求められるため、複雑な形状や細かい切断が必要な部品に適しています。

ワイヤーカットは、細い金属ワイヤーを絶縁されたガイドに通し、高圧の電流を流すことでワイヤーが金属に接触し、放電によって切断を行うという仕組みです。放電による熱エネルギーが金属を溶かし、溶けた部分がワイヤーの周りに流れ出すことで、非常に高精度な切断が可能になります。ワイヤーカットはその精度から、特に難削材の切断や、ばねの部品として用いられる非常に細かいパーツの加工に適しています。

この技術は、ばねの製造においては特に微細な加工が要求される場合に有効であり、従来の切断方法では達成できない精度を実現します。例えば、ばねのコイルの端部や、特定の形状に合わせた切断が必要な場合、ワイヤーカットが使用されます。ワイヤーの直径が非常に細いため、切断面も非常に滑らかで、仕上げ処理が少なくて済むという利点があります。

ワイヤーカットの精度は、切断する材料の厚さや、加工する部品の形状に応じて調整可能であり、通常はコンピュータ数値制御（CNC）を使用して、非常に高い精度で作業を行います。この精度が要求される理由は、ばねにおいては寸法誤差が機能に直接影響を与えるからです。例えば、ばねのテンションや圧縮力が不正確だと、製品全体の動作に支障をきたすことになります。そのため、ワイヤーカットは非常に重要な加工技術となります。

また、ワイヤーカットは、金属の削り屑がほとんど発生しないため、環境面でも優れた特徴があります。材料を無駄なく効率的に使用することができ、製造コストの削減にも貢献します。精密な切断が可能であるため、ばねだけでなく、精密機器や医療機器の部品製造にも利用されることがあります。

このように、ワイヤーカットは精密な加工を可能にし、高品質なばねや部品を製造するための重要な技術です。

製品・サービス

: 薄板ばね・超精密板金加工

豊富な設備と高い技術力で微細加工・難加工にも対応いたします。

: コイルばね・フォーミング

確かな技術力と高い提案力でばねの設計からお手伝いいたします。

: 線曲げ加工・細物パイプ曲げ加工・ロウ付け・旋盤加工

切削加工から組立、表面処理まで、ワンストップサービスをご提供いたします。

: 検査・梱包

専任の検査員による検査で高品質の製品をお届けいたします。

: 製品検索

コイルバネ（圧縮バネ・引張コイルバネ・ねじりコイルバネ・フォーミング）板バネ、パイプ曲げ、板金など製品の紹介を行っております。

: 導入事例

シガスプリングの製品やサービスを導入された企業の事例です。プロジェクト内容の一部を業界別に掲載しています。

: 設備一覧

充実した設備は、当社がお客様の抱える課題を解決するための武器。当社で保有する設備をご紹介いたします。

: バネ用ステンレス板の在庫と最小曲げR

当社の保有するバネ用ステンレス板の在庫と最小曲げRを紹介しています。

: よくある質問

お客様からのお問い合わせの多いご質問をQ＆A形式でまとめています。

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

お問い合わせフォーム

パンフレット請求やご質問は下記フォームをご利用ください。また、お電話（077-564-0220）でのお問い合わせも可能です。

*は必須項目です。

会社名*
担当者名*
郵便番号
住所	都道府県市区町村丁目番地建物等（マンション名など）
電話番号*
E-mail*
質問・お問合せ内容等*