用語集

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ワイヤーばね

ワイヤーばねは、ばねの中でも特にワイヤーを素材として使用して製造されるばねです。このばねは、主に圧縮、引張、ねじりなどの力を受ける際に、機械的なエネルギーを蓄える役割を持ちます。ワイヤーばねの特徴的な点は、ばね本体が細長いワイヤーから構成されており、その形状や設計により様々な力に対応できることです。

ワイヤーばねは、主に三つのタイプに分類されます。圧縮ばね、引張ばね、ねじりばねです。圧縮ばねは、外部から圧力を受けると圧縮され、元の形状に戻ることで反発力を発生させます。引張ばねは、引っ張られることで伸び、その反発力によって元に戻ろうとします。ねじりばねは、回転やねじりの力に対して働き、力を加えることで変形し、元に戻る際にエネルギーを放出します。

製造過程では、まず適切な材質のワイヤーが選定されます。一般的に使用される材質には、スチール、ステンレススチール、ニクロムなどがあります。これらの材質は、それぞれ異なる特性を持ち、ばねの性能に影響を与えます。例えば、スチールは高い強度を持ち、ステンレススチールは耐食性に優れています。材質の選定は、ばねが使用される環境や求められる性能によって決まります。

ワイヤーばねの製造には、ワイヤーを適切な長さに切断し、所定の形状に加工する工程が含まれます。これには、巻き数や巻き方、端部の処理などが含まれ、これらの要素が最終的なばねの性能に影響します。製造後には、ばねが性能を発揮するために必要な熱処理や表面処理が施されることが多いです。これにより、ばねの耐久性や強度が向上し、使用中の摩耗や劣化を防ぐことができます。

ワイヤーばねは、その適用範囲が広く、自動車、家電製品、機械装置、精密機器など、さまざまな分野で利用されています。その高い柔軟性と調整可能な特性により、複雑な機械的要求に応じて使用できるばねとして、多くの産業で重要な役割を果たしています。

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