用語集

用語集

Glossary

ラッピング

ラッピングとは、ばね製造において金属線を特定の形状に巻きつける加工方法の一つです。この手法は、主にコイルばねを作成するために使用され、金属線を所定の直径と巻き数で巻くことで、必要な弾性力や強度を持つばねを製造します。ラッピングでは、巻き方や巻き数、材質の選定が重要な要素となり、ばねの性能や耐久性に大きく影響します。

ラッピング加工には、主に二種類の方法があり、ひとつは手動で行うもの、もうひとつは機械を使用して行うものです。手動のラッピングは、小規模な生産や特別な形状を作る場合に使われることが多く、職人の技術が重要です。機械を使ったラッピングは、大量生産に適しており、精密で均一な巻きが可能です。これにより、ばねの品質が一定に保たれるため、製品としての信頼性が高まります。

この技法は、ばねだけでなく、電気機器や自動車部品、精密機器の製造にも活用されており、必要な形状に合わせて金属を効率的に巻き上げることができます。たとえば、自動車のサスペンションシステムや、機械の緩衝装置に使われることが多く、各部品の機能や安全性を支える重要な役割を果たします。

ラッピングによって製造されるばねは、圧縮ばねや引っ張りばね、トーションばねなど、さまざまな形状や用途に対応することが可能です。各種ばねは、目的に応じて精密に設計され、使用する材料や巻き数、強度などが調整されることで、特定の性能を発揮します。

このように、ラッピングはばね製造において非常に重要な工程の一つであり、ばねの品質や性能に直接的な影響を与えるため、製造時には精密な計測と管理が求められます。

お問い合わせフォーム

パンフレット請求やご質問は下記フォームをご利用ください。また、お電話(077-564-0220)でのお問い合わせも可能です。

*は必須項目です。

会社名*
担当者名*
郵便番号
住所
  1. 都道府県
  2. 市区町村
  3. 丁目番地
  4. 建物等(マンション名など)
電話番号*
E-mail*
質問・お問合せ内容等*

ご入力いただいた個人情報は各種のお問合わせ等のみに利用いたします。第三者に開示・提供することは一切ありません。