用語集

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リーフばね

リーフばねは、主に車両や重機、その他の機械で使われるばねの一種です。板状の金属を何層も重ね合わせた構造を持ち、その形状が葉っぱのように見えることから「リーフばね」と呼ばれています。リーフばねはその強度と耐久性から、特に車両のサスペンションシステムに広く用いられています。

リーフばねの基本的な構造は、複数の板バネを積み重ねたもので、各板は一定の曲率を持ち、中央部分が厚く、端に向かって薄くなっているのが一般的です。これにより、ばねは荷重を受けた際に均等にたわみ、衝撃を緩和する役割を果たします。リーフばねの設計は、使用目的や負荷に応じて調整されるため、厚さや長さ、幅などが異なるバリエーションが存在します。

リーフばねの主要な機能は、荷重の分散と振動の吸収です。車両のサスペンションシステムでは、路面からの衝撃や振動を吸収し、車体を安定させる役割を果たします。これにより、乗り心地の向上や走行性能の向上が図られます。また、リーフばねは構造が単純でありながら高い耐久性を持ち、大きな荷重にも耐えることができるため、重機や商用車両など、過酷な条件下での使用にも適しています。

リーフばねの製造には、高度な技術と精密な加工が求められます。金属板を適切な厚さに切り出し、必要な形状に曲げ、熱処理を施して強度を向上させるなどの工程が含まれます。製造後は、ばねの性能を確認するための試験が行われ、品質が確保されます。

このように、リーフばねはその設計と製造において、高い技術力と精密な工程が求められる重要な部品です。荷重を支え、衝撃を緩和する機能により、様々な機械や車両の性能向上に貢献しています。

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