用語集

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内圧式ばね

内圧式ばねは、内部に圧力を持つ構造を持つばねで、主に高い精度と安定した性能が求められる機器やシステムで使用されます。このばねの特長は、内部に圧力を保持することで、外部からの力に対して高い抵抗力を発揮する点です。通常、このばねは密閉された容器やチューブ内に設置され、圧力の変化に応じて動作するように設計されています。

内圧式ばねの設計には、圧力容器やチューブの選定、圧力設定、そしてばねの素材選びが重要です。まず、ばねの圧力容器は高い強度を持ち、内部の圧力に耐えられる材質で作られます。これには、ステンレススチールや高強度の合金などが使用されることが多いです。容器は圧力を均等に分散させるために、設計段階での精密な計算が行われます。

次に、圧力設定は非常に重要です。内圧式ばねは、設定された圧力に応じてその弾性や力の発生を調整するため、圧力が安定していることが求められます。圧力の変化に対しても、一貫した性能を保つため、容器内での圧力管理が必要です。これには、圧力調整バルブやセンサーを用いることが一般的です。

内圧式ばねの主な利点は、圧力による調整機能にあります。このばねは、圧力の変化に応じて、その弾力性や力の発生を自動的に調整できるため、高い精度が要求される機器やシステムで非常に有用です。例えば、航空機の操縦系統や自動車のサスペンションシステム、精密機器のバランス調整などで利用されることが多いです。

また、内圧式ばねは、圧力による外部からの影響を最小限に抑えることができるため、非常に安定した性能を発揮します。圧力の変動が少ない環境でも、その精度や安定性を保つことができるため、長期間にわたり信頼性の高い動作を提供します。

内圧式ばねは、特に高い負荷や衝撃に耐える必要がある場合に、その性能を最大限に発揮します。圧力に応じた弾力調整が可能なため、複雑な機械や装置においても、その特性を活かして、安定した動作や性能を実現します。

このように、内圧式ばねは、精密な圧力管理と高い安定性が求められる用途で非常に重要な役割を果たしています。その設計や製造には高度な技術と精密な計算が必要ですが、完成したばねは高い信頼性と性能を提供し、多くの高性能機器やシステムで活躍しています。

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