用語集

用語集

Glossary

迷路状ばね

迷路状ばねは、その特異な形状から名付けられたばねの一種です。一般的なばねが一直線に巻かれた形状を持つのに対し、迷路状ばねはジグザグ状に複数の曲がり角を持った形状をしています。このジグザグの形状が迷路を思わせることから、その名が付けられました。

迷路状ばねは、その特殊な形状ゆえに特定の応用に適した特性を持っています。例えば、空間の制約がある場合や特定の振動減衰が求められる場面などで利用されます。一般的なばねと比較して、同じ長さのばねであっても、迷路状ばねはより多くのコイル(巻き)を持つことができるため、同等の荷重に対してより高い柔軟性を提供することができます。

迷路状ばねは、主に空間効率を重視するアプリケーションに適しています。例えば、医療機器や電子機器の内部において、限られたスペースでのばねの配置が求められる場面で利用されることがあります。また、迷路状の曲線は振動の伝播を制御する効果があり、機械の振動吸収や減衰にも有効です。

このような特性から、迷路状ばねは特定の産業や技術分野で重要な役割を果たしています。その設計や製造においては、精密な曲げ加工や材料選定が必要とされ、それぞれの応用に合った最適な形状となるよう配慮されています。

迷路状ばねの利点は、限られたスペース内での効率的な利用が可能であることに加え、特殊な形状による振動制御や吸収能力の向上が挙げられます。さらに、その独特な外観からデザイン上の要素としても活用されることがあります。

今日では、技術の進化により、さまざまな形状のばねが開発され、迷路状ばねもその一つとして広く認知されています。産業の多様化とともに、迷路状ばねのニーズも多岐にわたり、その特性を最大限に生かした新たな応用が期待されています。

お問い合わせフォーム

パンフレット請求やご質問は下記フォームをご利用ください。また、お電話(077-564-0220)でのお問い合わせも可能です。

*は必須項目です。

会社名*
担当者名*
郵便番号
住所
  1. 都道府県
  2. 市区町村
  3. 丁目番地
  4. 建物等(マンション名など)
電話番号*
E-mail*
質問・お問合せ内容等*

ご入力いただいた個人情報は各種のお問合わせ等のみに利用いたします。第三者に開示・提供することは一切ありません。