用語集

用語集

Glossary

荷重試験

荷重試験とは、ばねが指定された荷重や圧力を受けた際に、どの程度の変形や反応を示すかを確認するための試験です。ばねの品質や性能を保証するために重要な工程であり、特に耐久性や弾性の確認に役立ちます。荷重試験によって、ばねの設計上の特性が満たされているか、予想される環境や用途において適切に機能するかを評価します。

ばねには、圧縮ばね、引張ばね、ねじりばねなどさまざまな種類があり、それぞれに対応した荷重試験が行われます。例えば圧縮ばねの場合、ばねに一定の圧縮力を加えて縮ませ、その際の荷重変化や変位量を測定します。引張ばねでは、引っ張る力を加えてその伸びや荷重の関係を確認します。ねじりばねの場合は、ばねを回転させてねじりの力と変位の関係を測定します。このように、各ばねの機能に応じた試験を行うことで、設計通りの弾性や剛性を持っているかを確認します。

荷重試験では、試験機や測定装置を使用してばねに対して逐次的に荷重を加え、その荷重に対するばねの反応や変形量を測定します。この際、荷重と変形の関係をグラフ化することで、ばねの特性曲線が得られます。この特性曲線から、ばねのばね定数(弾性率)や耐久性が判断されます。ばね定数が安定していることは、ばねが均一な弾性を保っていることを示し、ばねの品質を保証する上で重要な指標です。

また、荷重試験には静的試験と動的試験があり、静的試験では一定の荷重をかけた状態での変形や弾性限界を確認し、動的試験では繰り返し荷重に対する耐久性や疲労特性を評価します。ばねが使用される環境や使用条件によっては、繰り返し荷重を受けることが多いため、動的荷重試験によって耐久性を確認することが必要です。

荷重試験は、ばねの長期的な信頼性と安全性を確保するために不可欠な試験であり、ばねの性能が要求される仕様を満たしていることを確認し、最終製品の品質を保証する基礎となります。

お問い合わせフォーム

パンフレット請求やご質問は下記フォームをご利用ください。また、お電話(077-564-0220)でのお問い合わせも可能です。

*は必須項目です。

会社名*
担当者名*
郵便番号
住所
  1. 都道府県
  2. 市区町村
  3. 丁目番地
  4. 建物等(マンション名など)
電話番号*
E-mail*
質問・お問合せ内容等*

ご入力いただいた個人情報は各種のお問合わせ等のみに利用いたします。第三者に開示・提供することは一切ありません。