用語集

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Glossary

圧縮試験機

圧縮試験機とは、材料や製品に圧縮力を加え、その力に対する変形の様子や強度などを測定するための装置である。ばねの製造においては、完成品が所定の荷重に耐え、かつ正確な反発力を発揮するかどうかを確認するために欠かせない試験機の一つである。特に圧縮ばねの性能を評価する際には、荷重と変位の関係を数値化し、設計通りのばね定数や耐久性が確保されているかを確認する目的で使用される。

この装置では、ばねに徐々に圧縮力を加えながら変形の度合いや荷重の増加を正確に記録する。一般的には、上下のプラテン(圧縮板)に試料を挟み込み、一定の速度で押しつけていくことで試験が行われる。加えられた荷重と、それに伴う変形量はセンサーによって検出され、グラフ化されるため、荷重が増加するにつれてどのようにばねが縮むか、またどの時点で永久変形や破損が生じるかを明確に把握できる。

圧縮試験機の性能には、荷重容量、変位の測定精度、データ収集速度などが関係し、ばねのサイズや仕様に応じた適切な装置の選定が重要である。また、試験に使用する環境条件や温度の管理も重要な要素となる。たとえば高温や低温下での使用を想定するばねについては、温度制御機能を備えた試験機を用いることもある。

近年では自動化やデジタル化が進み、測定データの保存や解析が容易になっており、品質管理や研究開発の場においてより重要性が増している。圧縮試験機は単なる強度測定装置にとどまらず、ばねの性能を数値で裏付ける信頼性の高い評価手段として広く活用されている。

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