用語集

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Glossary

応力

応力とは、物体に外力が加わったとき、その物体内部で発生する力のことです。具体的には、ばねをはじめとした機械部品が変形する際に、内部でどれだけの力が働いているかを示す指標となります。応力は、加わる外力を物体の断面積で割った値として定義され、通常は「σ(シグマ)」という記号で表されます。これにより、外力がどれだけの圧力として物体内部に伝わるのかを理解することができます。

応力にはいくつかの種類があり、最も一般的なものは引張応力、圧縮応力、せん断応力です。引張応力は、物体を引っ張ったときに発生し、圧縮応力は物体を押しつぶしたときに発生します。せん断応力は、物体がスライドしようとする際に発生する力です。それぞれの応力が物体に与える影響は異なり、ばねにおいては特に引張応力と圧縮応力が重要となります。ばねが変形する際、これらの応力がどのように分布し、ばねの強度や耐久性にどのように影響を与えるかを計算することが、設計の上で非常に重要です。

応力の計算は、ばねの設計や選定において非常に重要な役割を果たします。例えば、ばねが耐えられる最大の応力を超えると、ばねが永久的に変形したり、破断する危険性があります。そのため、材料の選定やばねの寸法設定においては、予想される応力を十分に考慮し、過剰な力が加わらないように設計する必要があります。

また、応力はばねの疲労寿命にも深く関わっています。繰り返し応力が加わることで、ばね内部に微小な亀裂が発生し、最終的には破壊に至ることがあります。これを防ぐためには、ばねにかかる応力を適切に管理し、疲労を引き起こさない設計が求められます。

このように、応力はばねの製造や設計において非常に重要な概念であり、適切な応力管理が品質や安全性に直結します。

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