用語集

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オイルスキマー

オイルスキマーとは、液体表面に浮かぶ油分を回収する装置で、ばね製造における洗浄工程や設備のメンテナンスで活用されます。金属部品の加工や洗浄に用いる液体中には、切削油や潤滑油が混入することがあり、そのままでは作業効率が低下したり、品質に悪影響を及ぼす恐れがあります。オイルスキマーを使用することで、こうした油分を効率的に取り除き、洗浄液の再利用や設備の保全につなげます。

オイルスキマーには、ベルト式やディスク式、チューブ式などさまざまな種類があります。ベルト式では、耐油性のあるベルトを液面に垂らし、油を吸着させて回収します。ディスク式では、回転する円盤が液面の油を取り込み、専用のスクレーパーで油を削ぎ取ります。チューブ式の場合は、柔軟なチューブが液面の油を吸い上げ、内部の油タンクに集められます。これらの仕組みにより、連続的な運転が可能となり、作業効率が向上します。

オイルスキマーを使用するメリットには、洗浄液の寿命を延ばすこと、環境負荷を抑えること、そして作業コストを削減できることが挙げられます。ばねの製造工程で頻繁に使用する洗浄液は、油分が混ざると性能が低下するため、定期的な油の除去が重要です。また、廃棄物として処理する油の量を減らすことで、環境への配慮も果たせます。

さらに、オイルスキマーは比較的シンプルな構造で、メンテナンスも容易です。導入コストも低いため、さまざまな製造現場で広く使用されています。ばね製造においても、洗浄ラインの管理や加工後の部品の清浄度を高めるために欠かせない装置です。

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